統合開発環境(IAR Embedded WorkBench)

IARシステムズが提供するEmbedded WorkBenchは、ユーザーにスムーズな開発プロセスとすべての機能がシームレスに統合された統合開発環境です。

IDE TOOLS

エディタ

ユーザーインターフェースは見やすく、スムーズに動作し、リッチなエディタとスマートなソースブラウザを提供します。

デバッグモードにおいても、ソースファイルの編集が可能です。

プロジェクトマネージャ

ひとつのワークスペース上で、ウィンドウやタブを自在に配置することで、複数のプロジェクトを管理できます。

ライブラリ

ライブラリプロジェクト、ライブラリ、ライブラリモジュールを作成し、維持するためのライブラリツールとともに、すべてのISO /ANSI CおよびC ++ライブラリとソースが含まれています。writecharやreadcharのような低レベルのルーチンは完全なソースコードで提供されています。

BUILD TOOLS

IAR C/C++コンパイラ

C、C++組込みC言語をサポートしています。

業界最高水準のコード最適化技術を有します。コード最適化はコードサイズと実行スピードのバランスを保ちながら実現されます。最適化の設定は個別に設定が可能です。

アセンブラ

多様なディレクティブと演算子セットを備えた強力な再配置マクロアセンブラです。

すべてのCマクロ定義に対応するビルトインC言語プリプロセッサです。

リンカ

IAR ILINK / XLINKは幅広く組込みアプリケーションの開発に適した強力で柔軟性のあるリンカです。

大きなサイズの再配置可能なマルチモジュールのC/C++プログラム、C/C++プログラムとアセンブラプログラムの混合リンク、サイズの小さい単一ファイルの絶対アドレスを持つアセンブラプログラムのリンクなど、コードやデータの配置を細く制御可能です。

C-SPY デバッガ

シミュレータ・デバッガ

C-SPYデバッガは命令シミュレータと同様にハードウェアデバッガにも対応します。

RTOSプラグインを含み、幅広いRTOSやミドルウェアとの連携も可能です。

消費電流測定デバッガ

消費電流を測定することが可能であり、デバッグ上のタイムスタンプと同期し表示します。

また、消費電流の計測は、ソースコードとも直接的に連携しています。

RTOSプラグイン

IAR Embedded WorkBenchを使用して、幅広いRTOSやミドルウェアを使用することが可能です。

セキュリティ開発ツール(C-Trust)

C-Trustは開発ツールチェーンIAR Embedded Workbenchの拡張機能で、アプリケーション開発者が安全で暗号化されたコードの配布を可能にします。

IAR Embedded WorkBenchにセキュリティ機能を追加

C-Trustを使用することで、Embedded Trustによって生成もしくは事前に定義されたセキュリティコンテキストプロファイルを使用して、セキュリティコンテキストに基づくセキュアマスタリングが可能になり、IAR Embedded Workbenchの機能が拡張されます。

フルセキュリティ環境の縮小版バージョンを利用することで、2つのことが得られます。

  • 1. アプリケーションのセキュリティにアクセスおよび制御できる人数を最小限に抑えることで、セキュリティを強化できます。
  • 2. アプリケーション開発者は、自身の作業に集中できます。

セキュリティコンテキスト

セキュリティコンテキストは、信頼できる実行環境の設定を定義します。それはアプリケーションを保護するために必要なセキュリティ環境について記述しています。定義されたセキュリティコンテキストプロファイルは次の通りです。

  • 暗号鍵と証明書
  • セキュアブート構成
  • デバイスセキュリティ
  • アプリケーション更新プロセス
  • 更新ポリシーデバイスメモリレイアウト

対応済みデバイス

STマイクロエレクトロニクス、ルネサス、NXPのARMマイコン、ルネサスRXファミリ等、広範なデバイスに対応しています。


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